目が小さくなった・目つきが悪くなった原因と治し方を眼形成外科が解説

目が小さくなった・目つきが悪くなった原因と治し方を眼形成外科が解説

ふと鏡や写真を見たとき、「昔より目が小さくなった気がする」「目つきがきつくなったと言われる」と感じたことはありませんか。

実は、眼球そのものが縮んでいるわけではありません。
加齢によって「目の開き」が低下し、見た目が小さく・鋭く変化しているのが実態です。

その原因は大きく3つに分けられます。
①まぶた自体の変化、②眉・額のたるみ、③目のまわりのやせ・くぼみです。

なかでも中心になるのが、まぶたを持ち上げる力が弱まる眼瞼下垂(がんけんかすい)と、眉や額が下がって目の上に覆いかぶさる眉毛下垂(びもうかすい)の2つ。
どちらかだけのケースも、両方が重なるケースもあります。

この記事では、「目が小さくなった」「目つきが悪くなった」と感じる原因の見極め方と、原因ごとの治し方を眼形成外科の視点から解説します。
何から手をつければいいか迷っている方の、最初の判断材料になれば幸いです。

オキュロフェイシャルクリニック大阪の強み

  • 眼形成に特化した診療体制
    まぶた・涙道・眼窩など、目のまわりの疾患を専門的に扱っています

  • グループ年間12,000件以上の手術実績

  • まぶたと眉・額の両方を診られる
    「目が小さくなった」の原因がどちらにあるかを、切り分けたうえでご提案します

監修医師
オキュロフェイシャルクリニック大阪
院長 藤田 恭史

大学病院などで一般眼科から眼形成外科まで幅広く診療経験を積み、さまざまな手術に携わってまいりました。
眼瞼下垂、甲状腺眼症、涙道の疾患といった目のまわりのトラブルに対しては、見た目の自然さに配慮するのはもちろん、視機能や眼球表面への影響にも十分に注意を払いながら治療を行っています。

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目次

「目が小さくなった」と感じるのはなぜ?
老化で起こる3つの変化

目が小さくなった3つの原因(まぶた自体の変化・眉・額のたるみ・目のまわりのやせ)が、目の開きの低下につながることを示した図

「目が小さくなった」と感じる変化には、大きく3つの原因があります。
①まぶた自体の変化、②眉・額のたるみ、③目のまわりのやせ・くぼみ
です。

それぞれが加齢でどう変わり、どのように「目の開き」を狭くするのかを順にみていきましょう。

実際に眼球が小さくなるわけではない
――変わるのは「目の開き」


眼球のサイズは、加齢によってほとんど変わりません。
一般に成人の眼球は直径約24mmとされ、年齢を重ねても大きく増減しないと考えられています。

では、なぜ「目が小さくなった」と感じるのでしょうか。
変化しているのは眼球ではなく、まぶた・眉・額など「目のまわりの構造」です。

上まぶたが下がる、眉の位置が低くなる、まぶた周囲の組織が減って影が生じる。
こうした変化が重なることで、、上下のまぶたの間の開き(眼瞼裂〈がんけんれつ〉)が狭くなり、目が小さく見えるようになります。

目の印象は眼球の大きさではなく、どれだけ「開いているか」で決まります。
その開きを左右するまわりの構造こそが、加齢変化の舞台です。

01

まぶた自体の変化――皮膚のたるみと眼瞼下垂(がんけんかすい)

上まぶたには、加齢で起こりやすい2種類の変化があります。
ひとつは皮膚のたるみ、もうひとつはまぶたを持ち上げる筋肉・腱膜(けんまく)のゆるみです。

皮膚のたるみは、紫外線や乾燥などによるコラーゲン・エラスチンの減少で少しずつ進行します。
上まぶたの皮膚がたるんで下がってくると、目の開口部を上から覆い、開きが狭くなります。

もう一方の腱膜性眼瞼下垂は、上まぶたを引き上げる「上眼瞼挙筋(じょうがんけんきょきん)」の腱膜が、年齢とともにゆるんだり、付着部である瞼板(けんばん)からはがれたりすることで起こります。

筋肉そのものは正常でも力が伝わらなくなるため、目を開けようとしているのに実際には開いていない、という状態になります。



加齢以外のリスクとして見逃せないのが、長年のコンタクトレンズ使用と、目をこする習慣です。

レンズの着脱による刺激や慢性的な摩擦が腱膜に負担をかけ、若い年代でも腱膜性眼瞼下垂につながることがあると指摘されています。

「まぶたが重い」
「夕方になると特につらい」
「眉を上げないと前が見えない」

などのサインがあれば、まぶた自体の変化を疑う手がかりになるでしょう。



オキュロフェイシャルクリニック大阪 院長藤田からのコメント

通常先天性眼瞼下垂を除くと40歳台になると、徐々に眼瞼下垂の症状がでてくる傾向にあります。 まぶたが重い、頭痛、肩こりなどが出だしたら要注意です。

02

眉・額のたるみ――眉毛下垂(びもうかすい)が上からかぶさる

まぶた自体に問題がなくても、眉や額の位置が加齢で下がること(眉毛下垂)によって目が小さく見えることがあります。

一般的な情報ではあまり取り上げられない原因ですが、診察の場ではよくみられる変化です。

若いころは眉の位置が高く、まぶたとの間に十分なスペースが確保されています。

ところが加齢によって額の皮膚や皮下組織がゆるみ、眉が少しずつ下方へ移動すると、余った皮膚がまぶたの上に乗りかかってきます。

まぶた自体はほとんど変化していなくても、上から皮膚がかぶさることで目の開きが狭くなる。
これが眉毛下垂のメカニズムです。



    この変化には特徴的なサインがあります。

    「目の上の皮膚がふっくらと重なって見える」
    「眉を指で少し持ち上げると目が開いた感じがする」

    といった方は、眉毛下垂が関係している可能性があります。



また、眼瞼下垂と眉毛下垂は同時に起こるケースも少なくありません。

まぶた自体の力が弱まると、それを補うように無意識に眉を持ち上げる動作が続きます。

その結果として眉のまわりの筋肉が疲れ、さらに眉が下がりやすくなるという悪循環が生じることもあります。



眉毛下垂が主な原因のケースでは

まぶたへのアプローチだけでは改善が不十分なことがあります。

前額部(ぜんがくぶ/おでこ)のたるみを引き上げる治療(前額リフト)が選択肢となるのは、こうした理由からです。

原因がどちらにあるかは、診察で丁寧に見極める必要があります。


オキュロフェイシャルクリニック大阪 院長藤田からのコメント

通常眼瞼下垂になると、それを代償するためにおでこの筋肉でまぶたを挙げようとします。そのため眉毛は挙上する傾向にあります。しかしほりが深い方や、おでこをあげることに疲れてくる方などは眉毛下垂になることもあります。

03

目のまわりのやせ・くぼみ(上まぶたのくぼみ)

3つ目の原因は、目のまわりの組織のボリューム減少です。
加齢にともない、眼窩(がんか)内の脂肪や軟部組織が少しずつ萎縮していきます。

上まぶたがくぼんで影が生じ、目が小さく・疲れて見える印象につながります。

    ①のまぶた自体の変化や②の眉毛下垂とは異なり、「皮膚が余っている・かぶさっている」という感覚は少なく、どちらかといえば目がくぼんでいる、陰影が深くなったという見え方が特徴です。

    単独で現れることは少なく、①②と組み合わさって全体的な老化印象を強めることが多いといえます。



「目つきが悪くなった」と言われるのはなぜ?印象が変わる2つのメカニズム

目つきの印象が変わる2つのメカニズム。まぶた外側のかぶさりで三角形に見える流れと、おでこで代償して眉が上がる流れを示した図

「目つきが悪くなった」という変化も、根本をたどれば「目の開きが低下する」という共通の土台から生じています。

ここでは印象が変わる2つのメカニズムを整理し、最後にご自身の原因を確かめるセルフチェックをご用意しました。

まぶた外側のかぶさりで目が「三角形」に見える


上まぶたの皮膚のたるみは、まぶた全体に均等に現れるわけではありません。
目尻(外側)に向かって特に強く出やすいという傾向があります。

内側(鼻側)の皮膚が比較的保たれている一方で、外側だけが覆いかぶさると、目尻側が下がった三角形状に見えるようになります。

本来は横に広い楕円形だった目の輪郭が、目尻にかけて細くなることで、「目つきがきつい」「不機嫌そう」「眠そう」といった印象を与えやすくなります。

この変化は、本人の表情や感情とは無関係に起こります。
リラックスしているときも、写真に写ったときも、周囲から「怒っている?」と誤解されてしまう。

そうした悩みの多くは、この外側のたるみによる形の変化が背景にあります。

    診察では、外眼角(がいがんかく=目尻側の目の角)を基準に、外側の皮膚がどれだけ余っているかを確認します。

オキュロフェイシャルクリニック大阪 院長藤田からのコメント

眼瞼下垂によってまぶたが下がる、あるいは皮膚がかぶさってくると、眠たそう、目つきが悪い、不機嫌そうと言われることが多いです。眼瞼下垂の術後でもまぶたと眉毛の距離が縮まることもあり、そのような印象を与えることもあります。このような場合には前額リフトで眉毛を挙上してあげることをお勧めしています。

おでこで目を開ける「代償運動」の悪循環


目が開きにくくなると、人は無意識のうちに額の筋肉(前頭筋〈ぜんとうきん〉)を使って眉を持ち上げ、目を開けようとする動作を繰り返すようになります。

これを「代償運動」と呼びます。
この代償運動が習慣化すると、いくつかの問題が連鎖的に生じます。

まず、眉を常に持ち上げることで額に深い横じわが刻まれます。

次に、眉の位置が上がることで眉とまつ毛の間が間延びし、目元全体がのっぺりとした老けた印象に見えやすくなります。

さらに、眉の位置が上がった状態でも目の開きが十分でないため、目つきが眠そう・だるそうに見えるという矛盾した状態が生まれます。

加えて、前頭筋を慢性的に緊張させ続けることは、頭痛や肩こりを引き起こす一因になることがあるとされています。

    代償運動そのものは体の適応反応ですが、長期間続くことで見た目と体の両面に影響が広がります。

    「額のしわが急に深くなった」「眉の位置が左右で違う」といった変化に気づいたときは、目の開き具合を一度確認してみることをおすすめします。

オキュロフェイシャルクリニック大阪 院長藤田からのコメント

診察では額の横じわの深さと、眉がどのくらい持ち上がっているかを確認します。まぶたや皮膚がかぶさっている方は、少し見上げるようにして物を見る姿勢になりがちで、首に負担がかかり肩こりの原因になります。額を手で押さえて、まぶたの力だけでどこまで開くかを診察中に確認します。

【セルフチェック】
まぶたと眉・額、目が開きにくい原因はどちら?

目が小さくなった原因が「まぶた」にあるのか、「眉・額のたるみ」にあるのかによって、適した治療法は変わります。

    以下の項目をチェックして、ご自身の原因の傾向を確認してみましょう。



  • 眉を指で軽く押さえた状態だと、目が開けにくく感じる
  • 昔の写真と比べると、黒目にまぶたがかかる面積が増えた
  • 額の横じわが以前より深くなった、または本数が増えた
  • 目を大きく開こうとすると、眉が自然と大きく上がる
  • 夕方になると目が重く、まぶたに疲労感がある
  • 鏡で見ると眉の位置が左右で異なる、または全体的に下がってきた

チェック結果の目安

「眉を指で押さえると開けにくい」
「目を開けると眉が大きく上がる」
「額の横じわが深い」

に多くあてはまる場合は、眉・額のたるみと、それを補う代償運動が関係している可能性があります。

一方、「昔の写真と比べて黒目へのかぶさりが増えた」「夕方に目が重い」が目立つ場合は、まぶた(上眼瞼挙筋の腱膜)側の変化も考えられます。

ただし、両方が同時に起きているケースも少なくありません。
あくまで傾向をつかむためのチェックですので、正確な判断は診察でご確認ください。

セルフケアは予防、手術は構造の修正、と役割がまったく異なります。いったん生じた構造の変化に対しては、手術に勝る方法はないというのが当院の考えです。

セルフケアで元に戻せる?
マッサージ・トレーニングの効果と限界

セルフケアでできること(予防)とできないこと(構造の変化)を左右で対比した図

「まずは自分でできることから試したい」と思うのは自然な気持ちです。
ここではセルフケアで対処できる範囲と、構造の変化には対応しきれない限界を、公平に整理します。

予防としてできること
――むくみ・眼精疲労・紫外線対策

セルフケアはたるみや下垂を「治す」ものではなく、進行を緩やかにする予防策として位置づけるのが正確です。
今の状態をできるだけ長く保ちたい方に向けて、日常でできる習慣を紹介します。

むくみを抑える生活習慣


夜間の過剰な塩分摂取や飲酒は、翌朝のまぶたのむくみを招く一因 です。

むくみが慢性化すると皮膚への負担が積み重なるため、減塩を意識した食事と十分な睡眠を心がけましょう。

就寝時に頭部をわずかに高くすることも、顔まわりの水分の滞りを和らげるとされています。

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目の疲れのケア


スマートフォンやパソコンの長時間使用は、目を細める・眉に力を入れるといった動作を増やし、目のまわりの筋肉の緊張 につながります。

1時間に1回程度は画面から目を離し、遠くに視点を移す休憩を取り入れてください。

温めたアイマスクで目のまわりの血行を促すのも、疲労感の軽減に役立ちます。

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紫外線対策と「こすらない」習慣


紫外線はコラーゲンを分解し、皮膚のハリを失わせます 。

日焼け止めや帽子・サングラスによるUV対策は、まぶたのまわりの老化予防として有効です。

また、目をごしごしとこする動作はまぶたの皮膚を引っ張り、腱膜のゆるみを進める要因になるため、花粉症などでかゆい時期はとくに意識して避けてください。

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マッサージやトレーニングで改善が難しいケース

セルフケアには予防として一定の意義がある一方、すでに起きてしまった構造の変化を元に戻す力はありません。
この点を正直に整理しておきます。

MERIT
――セルフケアでできること


  • 皮膚の乾燥を防ぎ、たるみの進行を緩やかにする
  • むくみによる一時的な腫れぼったさを抑える
  • 紫外線・摩擦という悪化要因を減らす
  • 目の疲れをやわらげ、目を細める動作を減らす

DEMERIT
――セルフケアでは難しいこと


  • 伸びた皮膚を縮めること
  • ゆるんだ腱膜を元の位置に戻すこと
  • 下がった眉の位置を戻すこと
  • 強くこする刺激はかえって皮膚の伸びを招くこと
  • 伸びた皮膚は縮まない

  • 重力や加齢によって引き伸ばされたまぶた・額の皮膚は、トレーニングやマッサージを続けても面積そのものが減ることはありません。

    皮膚の弾性線維(エラスチン)は一度傷むと自己再生が限られており、外側から刺激を加えるだけでは構造的な回復は見込みにくいのが現状です。

  • ゆるんだ腱膜・下がった眉は「鍛え直せない」

  • 上眼瞼挙筋の腱膜が瞼板から外れてゆるんだ状態は、目のまわりの筋肉を動かす運動では修復できません。

    同様に、眉を支える組織そのものが下がっている場合、表情筋を意識的に動かして眉を高い位置に保とうとしても、それ自体が前頭筋への過剰な負担になるだけです。

  • マッサージの過剰な刺激はリスクになる

  • 「目まわりのたるみに良い」とされるマッサージ動画がSNSに多く出回っていますが、薄くデリケートなまぶたの皮膚を強くこする・引っ張る行為は、皮膚が伸びるのを早めるおそれがあります。

    コンタクトレンズを長期間使用している方は腱膜がすでに負担を受けていることがあり、刺激を加えることで症状が進む可能性も指摘されています。

POINT

セルフケアは「予防」、手術は「構造の修正」と役割がまったく異なります。
現状の変化が気になる場合は、両方の役割の違いを踏まえたうえで選択肢を検討されることをおすすめします。

手術の選択肢の全体像

手術にはいくつかの選択肢があります。
どれが優れているという話ではなく、
原因がどこにあるかによって適応が異なるという点が重要です。

 

まぶたの皮膚が余っているのか、まぶたを持ち上げる力が弱っているのか、眉ごと下がっているのか。


この3つのどれに当てはまるかで、選ぶべき方向性が変わります。

 

逆にいえば、原因の見極めを飛ばして術式だけを選ぶと、手術を受けても「思ったほど変わらなかった」という結果になりかねません。

 

まずは大まかな対応関係を確認してみてください。

術式 主な適応(原因部位) アプローチの特徴 保険適用
眉下切開(眉下リフト) まぶたの皮膚余りが主な原因 眉毛の下縁に沿って皮膚を切除する 原則なし
眼瞼下垂手術 腱膜のゆるみ・まぶたが開きにくい ゆるんだ腱膜を縫い縮める(挙筋前転法等) 機能障害があれば適用の可能性あり
前額リフト 眉・額のたるみによる眉毛下垂が主な原因 頭髪内の小切開で眉・額ごと引き上げる 原則なし

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まぶたの手術で改善しないケース

まぶた自体は下がっていないのに下垂して見える状態(偽性眼瞼下垂)が原因だったというケースがあります。

眉が下がっていることによって、まぶたが下がったように見えていたわけです。
また、眼瞼下垂の手術で目の開きが改善したあと、額で補う必要がなくなって眉が下がり、まぶたと眉の距離が縮まって見えることがあります。この場合は前額リフトが仕上げの選択肢になります。

原因の見極めが治療選択の出発点になります。

各術式の詳細は次の章でご説明します。

原因別の治し方
――まぶたと眉・額、両方を診て順序と組み合わせを決める

診察で原因を見極め、まぶたが原因なら眼瞼下垂手術、眉・額が原因なら前額リフト、両方が原因なら同時または段階的にへ分かれることを示した図

見た目の変化が同じように見えても、原因がまぶたにあるのか、眉・額のたるみにあるのかで治し方は変わります。片方だけのケースもあれば、両方に同時または段階的にアプローチするケースもあります。
眼形成外科の役割は、その見極めを正確に行い、適した選択肢をご案内することです。

まぶた自体が原因なら:眼瞼下垂手術(保険適用となる場合あり)

まぶたが開きにくい原因として、上眼瞼挙筋の腱膜のゆるみや外れが確認された場合、眼瞼下垂手術が検討されます。
代表的な術式は「挙筋前転法」です。

 

挙筋前転法とは


まぶたの皮膚側からアプローチし、瞼板から外れてゆるんだ腱膜を本来の位置に縫い縮めます。

同時に余った皮膚を切除することもできるため、皮膚のたるみと腱膜のゆるみが重なっているケースにも対応できます。


保険適用について

眼瞼下垂手術は、視野が著しく妨げられるなど機能面の障害が認められる場合、保険診療の対象となることがあります。

「見た目が気になる」だけでは保険適用にならないことが一般的ですが、「上方の視野が狭まった」「額に力を入れないと目が開かない」といった訴えがある場合は、診察で判断が可能です。

美容目的の場合は自由診療となるため、費用・リスク・ダウンタイムについては診察時に詳しくご確認ください。

眉・額のたるみが原因なら:内視鏡による前額リフト

眉自体の位置が下がっていることが原因の場合、まぶたへのアプローチでは根本的な解決になりません。
眉・額のたるみには、額ごと引き上げる前額リフトが適応となります。

当院の術式(内視鏡による前額リフト)

当院では、フルHD内視鏡を使用した前額リフトを行っています。

頭髪の中に1〜2cmほどの小切開を4〜5か所設けるだけで、額・眉をスクリュー固定で引き上げます。

髪の生え際に大きな傷を残す従来法とは異なり、傷が目立ちにくい点が特徴です。

オキュロフェイシャルクリニック大阪 院長藤田からのコメント

当院の前額リフトは以下の3点が特徴です。
①内視鏡下のため傷が小さく低侵襲 ②スクリューは約2週間後(術式ページ:1〜2週間後)に抜去し、体内に異物を残さない ③半年ほどで多少の戻りがあるため、それを見込んでやや強めに引き上げて固定する

費用の目安(税込)

手術代 ¥440,000〜¥880,000(担当医により異なります)
別途料金 全身麻酔料金 ¥110,000/自費診察料 ¥5,500

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 ※料金が変わることがあります。最新の料金は 料金表をご確認ください。


モニター価格でのご案内もあります(適用条件〈撮影・掲載範囲等〉は診察時にご説明します)

主なリスク・副作用・ダウンタイム

手術にともなうリスクとして、出血・感染・過矯正・低矯正・知覚鈍麻(頭皮のしびれ感)・再手術の可能性があります。

腫れや内出血のダウンタイムには個人差がありますが、目安として1〜2週間程度です。
頭皮の感覚が戻るまでに数か月かかることがあります。

これらは診察時に詳しくご説明します。

迷ったら診察で――治療選択の判断基準

目が小さくなった・目つきが悪くなったと感じていても、原因がまぶたにあるのか、眉・額にあるのかをご自身だけで特定するのは簡単ではありません。

診察では

眉の高さと左右差、挙筋機能(まぶたがどの程度動いているか)やMRD(開瞼度の指標)、皮膚の余り方、前頭筋が代償して働いていないかなどを総合的に確認します。

これらの所見を組み合わせて初めて、適した治療の方向性が見えてきます。

オキュロフェイシャルクリニック大阪 院長藤田からのコメント

同時に手術を行うほうが、機能面および整容面(見た目)の双方においてメリットが大きいことが多いです。 まずは眼瞼下垂の手術を先行し、その後にまぶたと眉毛の距離の変化を確認しながら、仕上げとして前額リフト(額の引き上げ術)を検討する進め方も可能です。

「まぶたの手術を受けたが改善しなかった」というご相談を受けることもあります。
まぶたと眉・額の両方を診られる眼形成外科での診察を、まずは受けてみてください。

治療を無理におすすめすることはなく、診察での所見をもとに選択肢を一緒に確認するスタンスで対応しています。

まとめ:目が小さくなった・目つきが悪くなったのは「目の開き」のサイン

「目が小さくなった」「目つきが悪くなった」という変化の背景には、大きく3つの原因があります。

①まぶた自体の変化(皮膚のたるみ・腱膜性眼瞼下垂)
②眉・額のたるみによる眉毛下垂(前額リフトの適応となるケースです)
③目のまわりのやせ・くぼみ

同じ見た目の変化でも、原因によって適した治し方はまったく異なります。

POINT

セルフケアは進行を緩やかにする予防として意味がありますが、すでに生じた構造の変化を元に戻すことはできません。

原因の見極めには、まぶたと眉・額の両方を診られる診察が欠かせません。

Contact

当院は眼形成に特化した医院として、グループ全体で年間12,000件以上の手術実績があります。「どちらが原因なのか」「どの治療が自分に合うのか」と悩まれている方は、まず無料カウンセリングでご相談ください。押しつけではなく、診察での所見をもとに選択肢を一緒に整理します。

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監修医師

オキュロフェイシャルクリニック大阪

院長 藤田 恭史

大学病院などで一般眼科から眼形成外科まで幅広く診療を行い、多くの手術に携わってまいりました。
眼瞼下垂や甲状腺眼症、涙道の疾患など、目のまわりに生じる症状に対し、見た目の自然さを大切にしながら、視機能や眼球の健康にも十分配慮した治療を行っています。

当院では、流行に左右されず、医学的な裏付けに基づいた治療にこだわることで、機能面・整容面の両方にご満足いただける診療をめざしています。

目が小さくなった・目つきに関するよくある質問

Q

老化で小さくなった目は自然に元に戻りますか?

A

老化による目の変化は、自然に元へ戻ることは難しいと考えてください。
睡眠不足や塩分摂取によるむくみが原因であれば、翌朝に回復することがあります。

しかし、皮膚のたるみや腱膜のゆるみといった構造の変化は、一度起きると自然には改善しません。

「最近ずっと目が小さく見える」「疲れていなくても目つきが悪いと言われる」と感じるなら、構造の変化が進んでいる可能性があります。

気になる場合は、一度診察でご確認ください。

Q

マッサージやアイクリームで眼瞼下垂は治りますか?

A

アイクリームや保湿ケアには、皮膚の乾燥を防ぎたるみの進行を緩やかにする予防的な意味があります。
ただし、いったんゆるんだ腱膜をクリームで元に戻すことはできません。

特に注意していただきたいのが、目元への強いマッサージです。
まぶたの皮膚は非常に薄く、繰り返しこすることで腱膜がさらに負担を受け、症状が進むおそれがあります。

「まぶたをほぐせばよくなる」というわけではありませんので、ご注意ください。

Q

前額リフトの傷跡は目立ちませんか?

A

前額リフトの切開は、生え際より内側の頭髪の中に設けるため、髪に隠れて傷跡が見えにくくなります。

術後しばらくは赤みや腫れ、しびれを感じることがあり、落ち着くまでには一定の期間が必要です。

回復のペースには個人差があり、仕上がりも同様です。

Q

相談だけでも大丈夫ですか?

A

「まだ手術を決めていない」「話を聞いてみたいだけ」という段階でのご来院を歓迎しています。

診察では治療を強くおすすめすることはなく、現在の状態と選択肢をご説明することを大切にしています。

「自分の目がどういう状態なのかを知りたい」というご相談だけでも構いません。

納得のいく形で次のステップを選んでいただけるよう、丁寧に対応します。

ご予約はWebまたはLINEからお気軽にどうぞ。

Q

手術は保険適用になりますか?

A

眼瞼下垂によって視野が遮られるなど日常生活への機能面の支障がある場合、眼瞼下垂手術は保険適用となることがあります。

一方、前額リフトは美容目的の施術として分類されるため、自由診療の扱いになります。

保険が適用されるかどうかは、症状の程度や診察の結果によって判断されます。

「自分はどちらになるのか」と疑問に思われた方は、診察でご確認ください。

保険適用の詳しい条件については、眼瞼下垂の保険適用に関する解説ページもあわせてご参照ください。

Q

ボトックスやヒアルロン酸で目の開きは改善しますか?

A

当院は原因(まぶた・眉の構造の変化)に対する手術治療を主としており、注入治療は原則行っていません。伸びた皮膚や下がった眉を注入で戻すことはできないため、まずは原因の見極めをおすすめします。

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