眼瞼とは「まぶた」のことです。下眼瞼とは、上下のまぶたのうち下まぶたのことを言います。
下眼瞼は構造的に上眼瞼よりもダイレクトに重力がかかるので、上眼瞼よりも加齢による影響が出やすくなっています。
眼瞼とは「まぶた」のことです。下眼瞼とは、上下のまぶたのうち下まぶたのことを言います。
下眼瞼は構造的に上眼瞼よりもダイレクトに重力がかかるので、上眼瞼よりも加齢による影響が出やすくなっています。
下眼瞼の構造自体が複雑なのですが、それに加齢による脂肪や筋肉の緩みが加わって、クマやたるみを作ります。喫煙などの生活習慣との関連よりも、もともと皮膚や脂肪がたるみ易い体質かどうかによると思います。
手術とは、皮膚や結膜などの組織を切開して行う治療のことを指します。身体へのダメージが大きい分だけ、注入などの他の医療手段よりもよりパワフルにしっかりと治すことが可能です。たるみが中程度から重度の方には、手術が推奨されます。
現在、日本で数多く行われているのは、皮膚を切開して、脂肪を切除して(捨てて)しまい、靭帯のある位置に腹部や鼡径部などの異なる部位から脂肪を採取して移植する手術を行うというものです。しかし、脂肪を取るために腹部や鼡径部に新たなキズも作ってしまいますし、脂肪自体に傷あとが残ります。また脂肪を一度切除してしまうと血流がありませんので、その後の脂肪が生着して容量を保てるかどうかは分からず、運頼みになってしまうのです。
当院の下まぶたのたるみへの手術は、米国式の出来るだけ皮膚を切開しない、侵襲が少なく回復の早い方法で行っています。
主として行うのは下まぶたの裏のしろめ(結膜)を切開し、突出した脂肪を切除するのではなく、頬の骨の前面に移動する手術です。本邦では裏ハムラ法と言われています。
裏ハムラ法であれば皮膚を切開しませんので外反症にはなりませんし、腹部に新しくキズを作る必要はありません。また脂肪も切除せずに移動するので、脂肪の血流が保たれており脂肪が萎縮しないという大きなメリットがあります。
もちろん皮膚のたるみの強い場合には、皮膚を切開切除する方法を組み合わせることもありますし、脂肪の突出が軽度の場合には、脂肪の切除のみ行うこともあります。さらに個々人の状態に合わせ、出血を抑える薬剤を使用し、脂肪の一部切除や、ヒアルロン酸注射を組み合わせて治療しています。
このようなアプローチでは、スペースが狭く視野を確保することが困難で、手術の難易度が高いため、このアプローチを行っている医療機関は非常に少ないのです。
当院は全国でも有数の手術件数を誇ります。この豊富な経験と留学で得た知識から、そのような手術が難なく行えるようになったのです。
手術(何かを切開する)をすると必ず出血が出ます。また組織がダメージを受けると必ず腫れます。このため術後は必ず内出血と腫れが起こります。
下まぶたは術直後に赤黒い色となりアザのようになりますが、徐々に黄色く退色し約3週間で治ります。それぞれのまぶたごとに内出血と腫れの程度は異なりますので左右差が出来ることもあります。
手術後は約1-2週間後に再診。その後は3か月後に再診して終了。
当院では、「新しい知見を取り入れてきたこれまでの経験」と「痛みを出来るだけ少なくする工夫」を行ない、安心して治療を受けていただきたいと考えています。
当院では近隣の医療機関
だけでなく、全国の大学病院からも
ご紹介を頂き、年間10,000件以上もの
眼形成手術を行っております。
難しい症例でも、安心してご相談ください。